Windows Server 2019 Essentialsについて調べてみました

Windows Server 2019 Essentialsがどのようなサーバーなのか調べてみました。

マイクロソフト ボリューム ライセンス製品条項

まずは、本家のライセンス条項の関連資料の情報からです。

このサイトにある、MicrosoftProductTerms(WW)(Japanese)(January2020)(CR).docxファイルを見ますと、下記のようになっています。

3.3.1 使用に関する制限

お客様は、各物理 OSE と 1 つの仮想 OSE で、一度に 1 つの本サーバー ソフトウェアの実行インスタンスを使用することができます。

お客様は、サーバーの Active Directory が以下のように構成されたドメイン内で、本サーバー ソフトウェアを実行する必要があります。(i) ドメイン コントローラー (FSMO (Flexible Single Master Operations) の役割がすべて含まれている単一のサーバー)、(ii) ドメイン フォレストのルート、(iii) 子ドメインにはならない、および (iv) 他のドメインとの信頼関係がない。本サーバー ソフトウェアが仮想 OSE で使用される場合、物理 OSE のインスタンスは、ライセンスを取得したサーバー上でハードウェア仮想化ソフトウェアを実行する、ハードウェア仮想化サービスを提供する、またはオペレーティング システム環境の管理と保守を行うためのソフトウェアを実行するという目的に限り使用できます。かかるインスタンスは、上記 (i) から (iv) の要件を満たす必要はありません。

3.3.2 サーバー ソフトウェアの使用
ユーザー アカウントは、Windows Server 2019 Essentials コンソールを使用して作成された関連するパスワードを持つ一意のユーザー名です。使用できるユーザー アカウントは最大で 25 です。各ユーザー アカウントは、指名されたユーザーに対し、そのサーバー上の本サーバー ソフトウェアにアクセスして使用することを許諾します。お客様はユーザー アカウントをあるユーザーから別のユーザーに再割り当てすることができますが、最後の割り当てから 90 日以内に再割り当てすることはできません。

3.3.3 Windows Server 2019 Essentials コネクタ
お客様は、Windows Server 2019 Essentials コネクタ ソフトウェアを、一度に最大 50 台のデバイスにインストールして使用することができます。お客様はこのソフトウェアを本サーバー ソフトウェアと共にのみ使用することができます。

3.3.4 Windows Server 2019 Active Directory Rights Management サービスへのアクセス
お客様は、ユーザーが Windows Server 2019 Active Directory Rights Management サービスの機能に直接または間接的にアクセスするために使用するユーザーアカウントごとに、Windows Server 2019 Active Directory Rights Management Services CAL を取得する必要があります。

要約しますと、

  • 1つの実行インスタンスで実行
  • Active Directoryを構成
  • 25ユーザー
  • 50台までのデバイス
  • Windows Server 2019 Active Directory Rights Management サービスの利用には別途CALが必要。

Windows Server 2019の価格とライセンスと価格では、以下のようになっています。

ライセンスモデル特殊サーバー(サーバーライセンス)
CAL要件CALは不要

Standardとの違い

実際に使用できる[サーバーの役割]についてみてみたいと思います。

Essentialsでは以下のようになっています。

Standardでは以下のようになっています。

StandardにあってEssentialsにない役割は次のようになります。

  • Host Guardianサービス
  • デバイス正常性構成証明
  • ファイルサービスと記憶域サービスのうち、データ重複除去

今回の調査はここまでとして、引き続き調査したいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました