当センターが開発した世界初※1の「電子フルート」を紹介します。
開発の経緯
フルートを演奏するとき、奏者は一度にたくさんの作業をしています。正しい指使い (運指)で、きれいな音のでるポイントを探し、さらに楽譜を見て…。作業を分けて練習できたらいいなと思ったことはありませんか?
奏者の多くは練習場所と時間の確保に苦労しています。フルートの練習をしたくても、近隣の迷惑になりそうで長時間吹けない、 仕事や学校から帰ってからの練習では夜になってしまい、場所が限られる、など。 音や時間を気にせず練習できたらいいなと思ったことありませんか?
フルートは、弱く吹いて「音を小さくする」ということができないのです。
トランペットなどには、ミュートと呼ばれる装置が存在していますが、フルートには現在のところ存在していない状況です。
そこで、夜間でも指使いの練習ができるようにと、開発したのが、ここで紹介する「電子フルート」になります。
フルートの運指にしたがってキーを押すと電子音が鳴り、音量調整もでき、スピーカーやヘッドフォンで音の確認ができます。電子フルートがあれば、運指だけの確認はもちろん、夜でもご近所に気兼ねせず、思いきり練習ができるのです。
※1:独自調査による
コメント
息の幅、スピードなどでオクターブを変化させる音はどうなっていますか?
小諸綾様
電子フルートにご興味をお持ちいただき、大変ありがとうございます。現状では、息を吹き込んで音を鳴らす仕様ではなく、同じ指使いで高音と低温を息の幅やスピードなどで吹き分けることはできません。運指練習用のイメージでしょうか。
詳細につきましては、順次掲載させていただきたく存じます。
また、返信に日数を要しましたことをお詫びいたします。
今後ともよろしくお願い申し上げます。