Windows上のUbuntuからシリアルコンソールを使う

当センターのPCでは、Windows Subsystem for Linux (WSL)でUbuntuが使用できる状態になっています。そこで、シリアルコンソールを使って、Cisco Start ルータ C841M J (C841M-4X-JSEC/K9)と接続できるようにします。

  • 前回作成したシリアルケーブルと、市販のシリアルUSB変換ケーブルを使用しています。あらかじめマニュアルを参照しながら接続を完了しておきます。
  • WSL上のUbuntuは、18.04LTSを使用しています。
Cisco Start ルータ C841M J用コンソールケーブルを作成する
Cisco Start ルータ C841M J(C841M-4X-JSEC/K9)設定用のコンソールケーブルを自作してみます。このルーターのコンソールはRJ45ですので、RJ45と D-SUB 9ピンの変換ケーブルを作成します。

COMポートを確認する

[デバイスマネージャー]で使用するCOMポートを確認します。

  • [ポート(COMとLPT)]で、[USB Serial Port(COM3)]となっていますので、使用するポートは、[COM3]になります。

[USB Serial Port (COM3)のプロパティ]を確認しておきます。

シリアル設定を確認する

Cisco Start ルータ C841M J (C841M-4X-JSEC/K9)のシリアル設定は次のようになっています。

項目設定
データ転送速度9,600 bps
データ8 bit
パリティなし
ストップビット1 bit
フローコントロールなし

Ubuntuから接続する (screen編)

1.[Ubuntu]を起動します。[Ubuntu]がインストールされていない場合は、ここを参照して[Ubuntu]をインストールします。

2.[Ubuntu]で[screen]コマンドを入力します。

$ sudo screen /dev/ttyS3
  • ポートは、[COM3]を使用しますので[ttyS3]を指定します。
  • 今回は、ボーレートの設定をせずに接続することができました。必要であれば設定を行います。設定例は次のようになります。
$ sudo screen /dev/ttyS3 9600

3.Cisco Start ルータ C841M J (C841M-4X-JSEC/K9)と接続すると、[Router>]と表示します。ここで、コマンドを入力してルーターの設定を行います。

4.切断するときは、[Ctrl]キーを押しながら[a]キーを押し、続けて[k]キーを押します。画面に[Really kill this window [y/n]]と表示しますので[y]キーを押します。

Ubuntuから接続する (minicom編)

[minicom]のインストール

1.WSL上のUbuntuには[minicom]がインストールされていない状態ですので、インストールをします。

$ sudo apt install minicom

[minicom]の初期設定

1.[minicom]を使用する前に、初期設定を行います。次のコマンドを入力して起動します。

$ sudo minicom -s

2.[minicom]が起動し、[Configuration]メニューで[Serial port setup]を[カーソル]キーで選択し[Enter]ボタンを押します。

3.[A]キー押して、[Serial Device]を設定します。

  • [/dev/ttyS3]と入力し[Enter]キーを押します。(デバイスマネージャーで確認した[COM3]ポートを指定しています。)

4.[E]キーを押して[Comm parameters]を表示し、[C]キーを押して[Enter]キーを押します。

  • [Speed]で[9600]を選択しています。

5.[F]キーを押して[Hardware Flow Control]を[Yes]から[No]に変更します。

6.設定が完了したら[Enter]キーを押し、[カーソルキー]で[Save setup as dfl]を選択して[Enter]キーを押し、設定内容を保存します。

7.[カーソル]キーで[Exit from Minicom]を選択し[Enter]キーを押し、[minicom]を終了します。

Cisco Start ルータ C841M J (C841M-4X-JSEC/K9)との接続と切断

1.[minicom]コマンドで、ルーターと接続します。

$ sudo minicom
  • [Router]と表示されるので、接続できたことが確認できます。

2.[minicom]を終了するときは、[Ctrl]キーを押しながら[A]キーを押して[Z]キーを押し、[Minicom Command Summary]を表示します。ここで[Q]キーを押すと

3.続けて[Q]キーを押すと[Leav without reset?]と表示しますので[Yes]を選択して[Enter]キーを押します。

  • 以上で、Windows上のUbuntuからシリアルコンソールを使うことができるようになりました。

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