今回分解するのは、ドスパラの10インチタブレットDiginnos DG-D10IW3SLiになります。
普通に使えていたのですが、BIOSの設定をゴニョゴニョ変更し、保存して再起動すると、電源が入らなくなってしまいました。もしかしたら、ハードウェアが存在しない箇所の設定を変更してしまったのかもしれません。何時間かはCPUボードの周り(ケース外側)の温度が高かったので、内部では動いていたけれど、液晶画面表示せず、HDMI出力なし、USBに電源供給されないという状態でした。電源ボタンの長押し、複数ボタンの長押し、キーボートのキーを押しながらの電源ボタンの長押しなどを行いましたが、電源は入りませんでした。
ドスパラサポートへ修理について問い合わせたのですが、保証が切れておりタブレットなので、修理はしないで交換になるとのこと。サポートいわく、新しいのを買った方が安いと言われてしまいました。あー。
ネットを調べると、バッテリーのコネクタを外せば直るような記事もありましたので、実際に分解してみました。
分解を行う
準備する
分解に必要な工具を準備します。といっても下の2つだけです。
- 小型のマイナスドライバー
- 玉子のケース (あらかじめ小さめに切っておく。)
分解する
分解は、USB端子の方向から、タブレットのケースの隙間に、複数の玉子のケースを差し込んで、隙間を開けていきます。
このタブレットの蓋は、ボンドなど使用されておらず、複数のツメで固定されていました。
ですので、あとは、どんどんツメを折らないように注意しながら隙間を開けていくと、蓋が外れます。下の写真が蓋を外した状態です。
バッテリーのコネクターを外す
CPUボードにバッテリーのコネクターが接続されていますので、外します。
しばらくして、再度コネクターを接続して、電源を入れてみましたが、残念ながら、電源が入りませんでした。あーあ。
このタブレットは、BIOSに設定した内容を、CMOSメモリーに保存するのではなく、フラッシュメモリーやEEPROMなどの不揮発性メモリーに保存しているようです。
どなたか、工場出荷時の設定に戻す方法をご存じの方がおられましたら、お知らせいただけますと助かります。
CPU周りのシールドを外す
電源が入らなかったのですが、気を取り直して、CPU周りのシールドを外して記念撮影しておくことにしました。
ということで、電源が入らなくなってしまったので、データも取り出せず、お蔵入りになってしましました。
また状況が変化しましたら、続きを投稿したいと思います。
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